補助単位はペニー(penny 複数形ペンス pence)で、1971年より1ポンドは100ペンスである(下記「過去のポンド参照」)。
USドルが世界的に決済通貨として使われるようになる以前は、大英帝国の経済力を背景に、国際的な決済通貨として使われた。イギリスの欧州連合加盟に伴い、ヨーロッパ共通通貨であるユーロにイギリスが参加するかどうかが焦点となったが、イギリス国内に反対が多く、通貨統合は見送られた。
現在は変動相場制を採用している。
なお2007年1月下旬に1ポンドが日本241円40銭だったが、2007年3月2日には226円95銭と1ポンドあたり約14円も下落しているように、為替変動の幅の大きい通貨である。2007年6月は約240円〜246円で推移し、7月に入ってからは一時251円に達した。その後サブプライムローンショックによる影響も大きく、徐々に下落して2008年3月17日には192円台を記録。ポンド安が落ち着いた所へ9月からの世界同時金融危機により徐々に大きく落ち込み、2008年10月に一時138円台にまで落ち込んだ。さらに2009年1月23日 (GMT) には1995年4月の史上最安値を14年ぶりに更新し、初めて118円台に突入。18ヶ月でポンド/円レートが133円、半値以下まで下落した事になる。